初心者用シーバスロッドの長さのオススメ
竿の長さで、使用感は大きく変わるの?
ロッドの長さは30㎝変わるだけで、ほぼ別物となります。
ここでは、初心者の方に向けて、シーバスロッドの長さを決め方について書きたいと思います。
ロッドの長さは、どう決めればよいかわからないですよね。
およその決め方と、私の個人的な考え方ご紹介したいと思います。
主に、都内近郊でシーバスフィッシングを始める方が対象です。
オススメの長さが統一されていない問題!?
各サイトを巡って、ここにたどり着いた方もいらっしゃると思いますので一度整理しましょう。
皆さん、同じことを書いていらっしゃいましたか?
けっこうバラバラだったりしませんでしたか?
なぜ、バラバラだったのかご理解していただくと、実は皆さん同じことを書いていたって気づくことができます。
最初にお伝えしたいことは、
ロッドの長さは、「使用する場所」で使いやすいものを選んでください。
ここが、ポイント!!
使用する場所は、皆さん違います。
普段、広い場所で釣りする方は長めになって、狭い場所の方は短めになる傾向が見えます。それゆえ、その人ごとにオススメが違っていたりするのです。
でも、これってしょうがないことなんです・・・。
もう少しイメージしやすい例にしてみます。
これからロッドを購入される方は、どこに釣りに行きますか?
例えば、東京、埼玉、千葉あたりにお住まいの方は、川や海でも釣りができますよ。
初心者の方は、どこに釣りに行くか決められないことが多いのです。
初心者の方は、どこに釣りに行ったら良いかわからないですし、初めのうちは釣れるポイントを探すためコロコロ場所もかわっていくものです。
ですから、アドバイスする側も、その方に最適なロッドの長さをすぐに勧められません。
実際、中級者以上の方は、違う長さのロッドを複数持っている方も多いかと思います。
だからといって初心者の方にも、いきなり何本も購入をオススメするわけにもいきません。
1本だけとなると、やはりオススメは難しいのです。それもあって、各サイトごとに意見が分かれたりします。
【◯◯◯サイト】オールマイティに使えるものが良い!
【×××サイト】
あの状況もあるだろうし、この状況もある。
長いものをオススメしよう!
どちらのご意見も正しいと思います。
オールマイティに使用できるロッド長さは勝手が良いです。
最近は長いロッドを使用する方が多いので、最初から長めを購入するのもありです。
まずは、各サイトごとにズレがあることをご理解していただけましたでしょうか。
ここからは、具体的なロッドの長さを決める考え方をご紹介します。
ロッドの長さを決める基準
どのロッドにするかは、3つのことを考えます。
硬さ、長さ、種類の3つです。そのうちの1つが、長さとなります。
上述のように、ロッドの長さは、どの場所で釣るかを考慮することが快適に使用できるコツです。
① 海・大規模な川(河口) 大きな港、サーフ、荒川、旧江戸川など(川幅が広い)
→ 約2.9〜3.3mくらいのロッド
② 小さめの川 新河岸川、境川、隅田川上流部、新中川など(川幅が狭い)
→ 約2.7m〜2.9mくらいのロッド
③ 都市港湾部 運河、お台場など(柵があったり、散歩・ジョギングするような場所)
→ 約2.4m〜2.7mくらいのロッド
飛ばす必要がある場所では、ロッドは長めが良いです。
長めのしっかりした竿を使用して、ジグやバイブレーションの重たいのを投げれば、案外100m近く飛ばすことはできます。
それと、飛ばす必要がある広い場所は予想外に大きいサイズが釣れることもありますので、ロッドは長い方が魚をいなしやすいという面もあります。
あれこれ状況を考えると、やはり「長いロッド」を推したくなるんです(笑)
操作性も重要
長いロッドはその分重いので、当然疲れます。
皆様は小学生のとき「長縄跳び」ってやりましたでしょうか?
普通の縄跳びと比べると、簡単に縄を操作できないですよね。
長くなると、縄も太く重くなります。
ロッドも同じです。物理的に長いものを支えるには、太くする必要があってその分重くなります。
例外として、軽くて良い素材を使用している高級ロッドは軽いものもありますが。
100m飛ばす必要がない場所では、少し短めにします。
短い方が疲れにくくなります。「疲れ」は集中力が落ちて、釣果も下がってしまいます。
「取り回し」も重要です。長い竿ほど、扱いづらいです。
その逆で、短い竿の方が操作がしやすいです。
お散歩する方が多いような住宅街に近い場所で、長い竿をブンブン振っていたら危険です・・・。
その場所に応じて、ロッドの長さを決めれば快適さが違います。
・ 疲労感、取り回しの悪さがでる
・ 釣りに関して、大は小を兼ねることはそう多くない
・ 集中力も下がって、結局釣果も下がってしまう
結論:初心者の方にオススメするロッドの長さ
上記までは、およそ一般的な考えを申し上げました。
ここからは、私の個人的意見をお伝えします。
初心者の方には「2.29m、2.44m、2.59mのロッド」が良いかと思います。
【2.29m】豊洲、汐見など運河メインの方
【2.44m】お台場、ぐるり公園など足場が整備された海メインの方
【2.59m】荒川、旧江戸川、サーフなど広めの場所メインの方
なぜ、短いロッドをおすすめするのかご説明します。
まず、一度自分から離れて、違った視点で考えてみてください。
① 自転車に乗ったことがないお子さんには、まず三輪車から購入します。
② それから、体格に合わせて補助輪付きの小さな自転車を買います。
③ 体格が合わなくなったら、少し大きな自転車に変えます。
体格=上達 として、①~③までもう一度読んでみてください。
少しご理解いただけたでしょうか?
それでは、もう少し釣りに当てはめます。
【問題】もし、初めて釣りをしたいお子さんに竿を買う場合、長くて重たい竿にされますか?
【答え】「短いロッド」にするはずです。取り扱いが難しそうですから。
逆に、小さい頃から釣りをしているお子さんには、少し長めのロッドを購入してもよいですよね。
上記を踏まえますと、自転車と同じく小さなものに慣れてから、サイズを大きくすれば良いのではないでしょうか。
短いロッドの方が取り扱いやすいので、釣りに早く慣れられます。早く慣れた分、次のステップである、ルアーの動かし方に集中した方が上達も早く楽しいです!
たとえ遠投が必要な場所であっても、初心者がいきなりルアーを飛ばすことはできません・・・。
短いロッドをしっかり振れるようになったら、長くすれば良いのです!
2本目のロッド購入がある話ですので、出費が増えることがデメリットです。
でも、そもそも釣りにハマったら、ロッド1本だけで満足できません(笑)
PEラインを使用すれば、長いロッドほど穂先に絡みやすくロッドを痛める原因にもなります。
また、飛距離100mを1回投げるうちに、飛距離40mだったら2回投げられます。
回数多く投げた方がキャスト精度の練習、ルアーにも慣れやすいかなと思います。
それゆえ、初心者の方には快適さを重視して、最初は短いロッドが適切ではないかなと考えます。
私は、2.44mのロッドを最初に使いました。
長めのロッドの方が良い場合
下記については、長めのロッドを検討した方が良いかと思います。
→ 遠投が必須となりますので、長めの方が快適かもしれません
→ その方がおっしゃる事が正しいと思います
→ 大切に使用できるよう、あえて短めにはせず長期間使えるような長さを検討してください
→ 釣りに行く場所を重視して、長さを決定してください
→ そのリールサイズに、ロッドを合わせる必要があります
→ 他の方より慣れるまでの時間が早いので、あらかじめ長めで大丈夫かもしれません
私のオススメロッド
中級者の方も使用している方は多いと思います。
安心してずっと使える竿です。
シマノ定番機種のパックロッドタイプです。
電車釣行や車に積んでおくのに最適です。
迷ったらディアルーナを選べば、間違いなしです。
パックロッドは当たり外れがありますが、こちらはオススメです。
ケースも付属していて、仕舞い寸法も短く電車釣行に。
シンプルなデザインで格好よく、使いやすいです。
次に欲しくなる上位機種「ラテオ」を使う前に、
レイジーで釣りに慣れるとラテオの買い物に生きてきます。
以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
扱いやすい入門機ですが、お値段以上のパフォーマンス。
ビシバシ使えるコスパに優れたロッドです。