青潮って!?
簡単にいうと、
青潮とは、水中の酸素がなくなっている状態のことです。
魚も、酸素が必要
青潮は、海、河口、川でも発生します。
河口に近い場所ですが、
平成24年9月28日に隅田川でも発生しました。
隅田川新大橋付近から東京港連絡橋(レインボーブリッジ)付近の海域
見た目に、青白いです。
このときの原因は、以下のようでした。
【想定される原因】
9月の下旬に東京港の海域において海底の溶存酸素量が少ない状態である「貧酸素水塊」が海底から10m以上の厚さで存在していたことが確認されています。さらに、9月25日頃から北寄りの風が吹いており、27日の午後には風速が10m/sを越える強風となりました。この北風により表層の水が沖へ流されると同時に、東京港内に存在していた海底の「貧酸素水塊」が上流へ向かい、水深の浅い隅田川河口部で表層へ上昇したため、「貧酸素水塊」に含まれる硫化物が硫黄となり、青潮が発生したと想定されます。
貧酸素水塊 ・・・ 酸素が少ない水の塊
とても大きな塊になることがあります。
この青い場所全域が、貧酸素水塊と呼ばれます。
緑 ・・・ 酸素濃度が濃い
青潮が発生したとき
青潮が発生しているときは、
釣り場所をよくよく考えないといけません。
釣りに行った場所が、
ピンポイントに青潮発生場所だと
全く魚がいない可能性があります。
・ 酸素濃度が濃い日時を狙う
酸素濃度が濃い場所を探す
2. 河川
3. 特別な状況
1.マップで確認
東京湾は、こちらをご確認ください。
これを確認して、
ブルーの場所を避けることが大事です。
でも、1つの点が大きいので
青だからってすべての場所は貧酸素とは限りません。
後述する、他の要因があれば別となります。
2.河川
河川は、基本的には酸素濃度が極端に低くなることは
あまりないと思います。
学術的な話ではありませんので、絶対とは言い切れません。
流れがあって、かつ、水位が何十メートルもあるわけではなく、
比較的に酸素濃度は高くなります。
イメージとしては、滝で水がバチャバチャしてる場所は
水中に酸素が取り込まれやすいような感じです。
3.特別な状況
たとえば、このような状況です。
・ 雨のあと
・ 強風のあと
・ 水が流れ込んでる場所
・ 浅い場所
雨が降ったあと、酸素濃度が上昇することがあります。
単純に、雨水に酸素が含まれていることと、
河川から注ぐ水量が増えることなどが考えられます。
強風では、海中の水がかき混ぜられて、
貧酸素水塊が改善されることがあります。
水が流れ込んでる場所は、
酸素が取り込まれている可能性があります。
工場排水、浄水処理場の排水などです。
現地での見極め方
・ 青白い色
・ 魚が釣れてるか(ハゼなど)
・ 水面に魚が浮いていないか
・ 水面に魚が口をパクパクさせてないか
釣り場に行ったら、確認しましょう。
まずは、水の色を見てください。
このような色をしていないか確認です。
また、匂いでもわかります。
いつもと違って、ケミカルな匂いがすれば
青潮の可能性もあります。
その次に、先行者が釣れているか確認です。
とくに、「ハゼ」は格好の確認対象です。
ハゼは、水の底にいて貧酸素に敏感です。
ハゼが釣れていれば、青潮ではない可能性があります。
私の経験上、ボラが水面を群れで泳いでいたら
青潮を疑ってもよいかもしれません。
青潮のときは、水面に魚が泳いでいると目立ちます。
青白いなかに、黒っぽいコントラストは視認がよいからです。
なぜか、青潮のときはボラを見ることがあります。
それ以外だと、
青潮によって死んでしまった魚が浮いている場所は怪しいです。
流れてきた魚かもしれませんが、
その場所で死んでしまった魚かもしれません。
浮いている魚が、潮の干満でも移動しない場合には
その場所で青潮を疑うべきでしょう。
最後に
青潮に遭遇すると、釣れる可能性は極端に減ります。
でも、青潮は釣行前にある程度予測ができます。
また、SNS・釣具屋さんなどで情報収集も可能です。
釣行前に、海の状況を把握してみましょう。